・トレーの挿入〜圧接までのポイント
・嘔吐反射のある患者さんへの対応
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
【トレーの挿入〜圧接:上顎】
・患者さんの開口量:2指程度
・咬合面の唾液を除去するためエアーで乾燥させる
・アルジネートを盛ったトレーを斜め方向から挿入し、口腔内で真っ直ぐに角度を直す
・臼歯部から前歯部へトレーを当て(歯の先端がトレーへ当たらないように注意する)、口唇を排除する
・トレーの位置が決まれば、頬の内側に両人差し指を入れ奥から前に広げるように唇を持ち上げる
・上唇小帯をしっかり伸ばしトレーを圧接する
・両側の臼歯部に人差し指を当て、指全体で持ち上げるように圧接し、アルジネートが硬化するまで支えておく
・患者さんへ「3分ほどで固まります。お鼻でゆっくり息をしてください。」とゆったりした声でお伝えする
【トレーの挿入〜圧接:下顎】
・咬合面の唾液を除去するためエアーで乾燥させる
・アルジネートを盛ったトレーを斜め方向から挿入し、口腔内で真っ直ぐに角度を直す
・臼歯部から前歯部へトレーを当て(歯の先端がトレーへ当たらないように注意する)、口唇を排除する
・トレーの位置が決まれば、頬の内側に両人差し指を入れ奥から前に広げるように唇を持ち上げる
・下唇小帯をしっかり伸ばし、患者さんへ「ベロを前に出してください」とお声掛けをし、舌が前に出てきたタイミングでトレーを圧接する
・トレー圧接の時は「少しお顔を触ります」とお伝えする
・両側の3番辺りに親指を当て、残りの指で下顎全体を持つようにしてアルジネートが硬化するまで支えておく
・患者さんへ「ベロを下ろして楽にしてください。3分ほどで固まります。お鼻でゆっくり息をしてください。」とゆったりした声でお伝えする
【嘔吐反射のある患者さんへの対応】
・トレーの挿入時からチェアを起こし気味にする
・アルジネートの硬化を待つ間、お顔を下向きにしていただく