※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
■二等分法とは?
・歯軸とフィルムの二等分線の面に対してエックス線の中心線を垂直に投影する撮影方法
・メリットは歯冠から根尖まで撮影ができる
・デメリットは 像のゆがみが生じる
→あおり気味な撮影になると、歯牙が短く写ってしまうことを知っておく
■準備物
・インジケーター
(指で押さえて撮影する方法もあるが、指の汚染や撮影位置のズレなどもあるためインジケーターの使用を推奨)
・バイトピース
・フィルム もしくは イメージングプレート
・欠損部位のセッティングの際はロールワッテ
■撮影手順
①撮影用のパソコンのセッティングや、コントロールパネルボタンの設定
②インジケーターにフィルム(イメージングプレート)をセットする
・正しい向きかどうかを確認する
③患者さんをエックス線室に誘導し、防護服をかける
④ヘッドレストに頭をつけていただき、撮影装置を撮影する側に移動しておく
⑤口腔内の状況を確認
・骨隆起がフィルムと当たりそうなど、配慮が必要な部位をインジケーター挿入前に確認しておく
・チェアーで確認できる場合は先に確認しておくとスムーズ
⑥インジケーターの挿入
・挿入するときの開口量はフィルムを斜めに傾けながら挿入できる程度に誘導する
・開口が大きすぎると顎が上がったり、筋肉が硬くなり挿入しにくくなる
⑦セッティング
・フィルムが当たって痛そうにしていないか、フィルムの角度が適切かを確認
・コーンをインジケーターのリングに合わせる
⑧最終チェック
・頭がヘッドレストについているか
・体動で位置づけが変わっていないか
・チェックが終わったら、そのまま動かないように声をかけて退出し、ドアを丁寧に閉める
⑨撮影
・必ずドクターに照射ボタンを押してもらう
・ガラス窓がある場合は、位置ずれを起こしていないか様子を確認する
⑩インジケーターの撤去
・当たって痛みを与えないようにインジケーターを斜めに傾けながら、速やかに丁寧に取り外す