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読影力up!基礎講座
03.読影力アップのポイント-歯周組織編-

読影力up!基礎講座 03.読影力アップのポイント-歯周組織編-
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9:49

・健康な歯周組織のX線所見
・歯槽骨の吸収がない状態とは?
・骨吸収の種類(水平性/垂直性)
・歯槽頂部歯槽硬線
・歯根膜腔の幅
・歯槽骨梁の状態
・根分岐部の状態

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

◾️健康な歯周組織のX線所見
・歯槽骨の吸収が見られない
・歯槽硬線と歯根膜腔が均一で明瞭
・歯槽骨梁が明瞭(はっきり写っている)
★正常像を理解することで、異常な所見を見逃さないことが読影力UPのポイント!


◾️歯槽骨の吸収がない状態とは?
・歯槽骨頂の位置がCEJから約1mm根尖側にある状態のこと
・正しい歯周組織像を理解しよう
・X線写真上ではほぼCEJあたりに骨頂があれば骨吸収がない状態といえる


◾️骨吸収の種類
・水平性骨吸収:穏やかに進行してきた歯周病を表す
        炎症をコントロールすることで比較的回復しやすい傾向
・垂直性骨吸収:急速に進行している歯周病や力の過剰な負担があることを表す
        ブラキシズムや咬合など力の荷重がある場合、歯周治療だけでは回復が難しい
★骨吸収=過去に起きた歯周病の結果
 年齢などの要素を考慮することで今後の歯周病の進行のしやすさや管理方針を予測できる


◾️歯槽頂部歯槽硬線
・健康時:歯槽頂部歯槽硬線は明瞭(均一で連続している)
・炎症時:歯槽頂部歯槽硬線が消失(不明瞭だったり途切れる)
★歯槽頂部歯槽硬線から歯周病の進行具合を知ることができる
 歯を支える骨の健康状態を表すバロメータで、消失は骨吸収が進んでいるサイン
 炎症が改善し、骨が安定すると再び歯槽頂歯槽硬線が現れる
・プロービング前に確認することでプロービングエラーの防止や、痛みが出やすいところをあらかじめお伝えすることができる


◾️歯根膜腔の幅
・正常:歯根を均一に取り囲むように0.2〜0.4mm程度の黒い線が映る
・炎症や過度な力がある時:歯根を取り囲む黒い線が不均一だったり拡大する
★歯根膜腔の幅で歯の健康状態や歯にかかる力のバランスを読み取ることができる


◾️歯槽骨梁の状態
・歯槽骨梁はX線上で骨内に網目模様に映る(下顎は上顎よりも緻密に映る)
・正常:網目模様が明瞭に映る
・炎症がある時:霧がかかったような不透過像が亢進する
        治療で炎症がおさまり、網目模様も明瞭になると歯周組織の回復が良好であることを示す
★歯槽骨梁は歯周組織の炎症を表している

◾️根分岐部の状態
・根分岐部の透過像の大きさで歯周治療の難易度が予測できる
 透過像が大きいほど歯周治療が難しく、予後が悪いと考えられる

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