お役立ちツール
・右下3唇側近心のSRPのポイント
・スケーラーの持ち方やポジショニング
・やりづらい時のバリエーションについて
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
[右下3唇側の特徴]
・唇側に膨らんでいて、頬舌側の幅が広い
・根尖が遠心に湾曲している
・歯肉が薄いことが多いためキュレットの挿入や操作をより丁寧に行う
[ポジション]
・術者ポジション:12〜13時
・顔面平面:チンダウン
・患者さんのお顔:正面もしくは、少し右向き
基本は正面から始めてエッジのかけやすい向きにその都度調整する
・開口量:2〜3指程度
レストの置き場所によって開口量を調整する
・患者さんと術者の距離が窮屈にならないようにしっかり取る
・チェアの高さは少し低め、術者のおへそあたりに患者さんを位置付ける
[口唇の排除]
・ロールワッテやガーゼを入れて口唇を排除しておく
[スケーラー]
・使用スケーラー:#2番(歯肉が薄い場合はブレードが細くなった“育てたスケーラー”を選択する)
やりづらい時は#6や#12で行う
(#12に変えることでレストの位置を離すことができ、鼻に手が当たらなくなる)
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずに人差し指の付け根あたりに置く
・スケーラーは基本の長さで持つ
[レスト]
基本のレスト:挿入時は軽く上顎に取る
作業角度にしたらスケーラを少し短く持ち直して隣在歯レストにする
レストのバリエーション
①隣在歯レスト(歯肉が薄い場合)
薬指の先端真ん中を歯の切縁にレストを取る
②対合歯レスト(開口量が小さい時や指がつりそうな時)
薬指の腹で歯面に軽く置き、中指と薬指をくっつけてレストを取る
開口量を小さくすると、施術部とレストが離れすぎず安定する
[側方圧]
・中指側方圧
・歯石の硬さなどに合わせて側方圧を考える
[ストローク]
・ブレードの先端2mmを離さないように意識する
・レストを中心に軽くすくい上げるように動かす
・歯肉が薄い部位なので、あまり大きく動かさないことがコツ
[一連の流れ]
①近心隅角から0度挿入
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
④エッジがかかるか確認する
⑤中指で側方圧をかける
⑥レストを中心にすくい上げるように動かす
[やりづらい時]
・状況に応じてやりやすいやり方でできるようバリエーションを持つ
◾️スケーラーの番手を変える
#2→#12に変える
◾️レストを変える
① 隣在歯レスト
②対合歯レスト
☆01.SRPレッスンの前に-プロローグ編① | |
☆02.まずはここから-プロローグ編② | |
☆03.左下3唇側近心 | |
☆04.左下3舌側近心 | |
☆05.左下3唇側遠心 |