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インプラントメインテナンス
03.インプラントの基礎知識編③-インプラントの正常と異常-

インプラントメインテナンス 03.インプラントの基礎知識編③-インプラントの正常と異常-
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※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

【インプラントはとげ?】
・インプラントは生体にとって異物であり、天然歯とは異なる組織的特徴をもつ

・インプラントは「トゲが刺さっている」ような状態で、上皮の連続が途切れ、外界と体内が繋がりやすく感染リスクが高い


【インプラントの安定とは】

①痛み・不快感がない
②感染がない
③動揺がない
④病的な骨吸収がない
⑤機能面、審美面で患者が満足している
これらが揃って初めて「安定したインプラント」といえる


【インプラントのトラブル】

・インプラント周囲炎の発症過程は、まず「インプラント粘膜炎(歯肉の炎症)」から始まり、
 放置すると「インプラント周囲炎(骨まで進行)」へと悪化する

・初期段階の粘膜炎で食い止めることが重要で、患者のセルフケアと定期的なメンテナンスが不可欠


・歯肉の発赤・腫脹・出血・浸出液など、わずかな変化に気づく観察力を持つことが周囲炎予防につながる


【健康なインプラント周囲組織 粘膜と骨】

・炎症徴候(腫脹・出血など)がなく、プロービングで出血しない、ポケット深さが前回と変わらないこと

・比較の基準となるのが『ベースライン』

・ベースライン:上部構造装着から最初のプロービング値と、上部構造装着から約1年後のX線写真による骨レベル

・オッセオインテグレーション:骨がインプラント表面に直接結合している状態

・レントゲンで吸収を見た際には、生理的変化か病的かを見極める必要がある

・ソーサライゼーション:上部構造装着後1年以内に1.5〜2mm程度の生理的な辺縁骨の吸収(皿状の骨吸収) 

・インプラント周囲炎ではお椀状の骨吸収が起こる



【インプラント周囲粘膜炎と周囲炎】


・どちらも細菌感染が原因だが、粘膜炎は骨吸収を伴わず可逆的。周囲炎は骨吸収を伴い不可逆的

・周囲炎は歯周炎とは異なり、炎症が直接骨に及ぶ点が特徴で進行が早い

・ベースラインが分からない時の周囲炎の指標
 ①出血や排膿の有無
 ②PPD6mm以上 
 ③骨レベルが骨内のIP辺縁から3mm以上根尖側にある


【インプラント周囲疾患のリスク因子】

・除去に至る主な原因
  ①感染(周囲炎)
  ②過大な咬合力によるディスインテグレーション
  ③構造破損

・定期的な観察と感染管理、咬合力のコントロールがインプラントを長期的に守る鍵

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