・カメラの設定
・左上口蓋側面観を撮影する時の撮影者と患者ポジション
・撮影手順について
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
<カメラの設定>
・一眼レフ:倍率1/1.2倍 マニュアルモード
・アイスペシャル:倍率1/1.1倍 or 1/1.3倍
<左上口蓋側面観を撮影する時の撮影者と患者ポジション>
(左下舌側面観と同じポジション)
・撮影者は患者さんの右側に立ち撮影を行う
・チェアの高さは太ももの付け根から15-20センチほど下になるように設定する
・顎を少し引いた状態で 、お顔はしっかりと右に向いていただく
<撮影手順>
①口角鉤を左斜め下から左斜め上にスライドさせる
②口蓋側方面観用のミラーを挿入する(ミラーをやや起こした状態で歯列に沿わせるように)
③患者さんに舌の力を抜いて、お鼻で深呼吸していただくようお伝えしながらミラーを反対側の5番まで広げる(※唇を巻き込まないように注意する)
④ミラーの縁が下顎の歯列を越えるあたりまで挿入し、ミラーの縁と最後臼歯を約1cm離す(ミラーと歯牙が近すぎると実像が写ってしまう)
⑤エアーをかけ、歯牙や粘膜の唾液を飛ばして乾燥させる
⑥撮影者のポジションから撮影時のチェックポイントを確認し条件がすべて満たされていればカメラを構える(先にカメラを構えてしまうと、修正するのに時間がかかり規格写真を撮影するのが難しくなる)
⑦もう1度チェックポイントをクリアしていることを確認してシャッターを押したら撮影した画像を確認する
<注意点>
・ミラーと歯牙で口唇を巻き込んでしまうと痛みを感じやすい→ミラーを広げる際に舌のコントロールができるようにお声がけを行うこと、できるだけお口を大きく開けていただくこと、ミラーを慎重に広げ、角度を決めて撮影までを素早く行うこと