・ルートトランクについて
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
[解剖学が必要な理由]
・歯の形態以上が与える影響について、患者さんへの説明や指導が求められる
・歯根の形態によってはSRPをするときにアプローチを工夫する必要がある
[ルートトランクについて]
・根が複数ある歯の、CEJから根分岐部までの部位を指す
[ルートトランクが短い場合]
・清掃性が悪い
・根分岐部が露出しやすい
・根分岐部病変を起こしやすい
・分岐部が完全露出した時に歯槽骨に支えられている根が長ければ、歯間ブラシを貫通させるなどコントロールできる場合もある
[ルートトランクが長い場合]
・根分岐部病変を起こしにくい
・分岐部が完全露出するくらい歯周病が進行すると保存が難しい
[ルートトランクの長さの目安]
・上顎 3〜5mm
・下顎 2〜4mm
・レントゲンや臨床所見から確認することができる
[ルートトランクの短い歯牙に対して]
・SRPをするときは、キュレットスケーラーの選択や手技のスキルアップが必要
・セルフケアでは、タフトブラシの使用など工夫が必要
・ルートトランクの特徴を捉え、患者さんにリスクを伝えておくことが大切