やさしい解剖学
08.斜切痕

やさしい解剖学 08.斜切痕
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・斜切痕の特徴と臨床での注意

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

[斜切痕とは]
・上顎2番に高い確率で出現する、舌側面の近心辺縁隆線か遠心辺縁隆線と基底結節の境界に現れる溝のこと
・この特徴が著しいものは歯根まで伸びて根面溝となる

[臨床での注意]
・斜切痕にはプラークが溜まりやすい=カリエスや辺縁歯肉の炎症の原因となる
・斜切痕が歯肉縁下まで伸びている場合は、ポケット内にもプラークの付着や歯石の沈着が起こりやすく、深いポケットが形成されないようケアが必要
→プラークコントロールが困難となるので、ブラッシング指導やタフトブラシを使った補助的なケアをお伝えする
・プロケアでもプラークの取り残しがないように注意が必要な部位
→歯周検査の時に、上顎2番の口蓋中央部でで出血が見られる場合には、斜切痕と根面溝の有無を確認することが大切

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