☆SRPレッスン 右上臼歯部
☆16.右上7_頬側/近心

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

[歯の特徴]
・唾液腺開口部があるため、歯石沈着が多い

[ポジション]
・術者ポジション：9時
・顔面平面：チンアップ
・患者さんのお顔：左向き
・開口量：2指程度
・患者さんと術者の距離が窮屈にならないようにしっかり取る

[スケーラー]
・使用スケーラー：＃12（ミニ＃12）
　歯周ポケットが深い、隅角部の施術、歯肉が薄い場合はミニを使用する
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずに第3関節の付け根あたりに置く
・全体を少し長めに持つ

[レスト]★側方圧を受け止めるためにレストをしっかり取る！
・隣在歯レスト（開口量があり粘膜が伸びる方、術者の手が大きいなど条件が必要）
・隣在歯に取れない場合は対合歯か口腔外で力を入れやすいところに置く


[側方圧]★どの指で側方圧をかけるかを明確にする
・引き上げる動きだけでなく親指をしっかりと回し込んで側方圧をかける

[ストローク]
・前腕回転運動で垂直ストローク
・根面溝が深いためブレードの先端2㎜が離れないようにハンドルを少しずつ回転させる
・適度に脇を開けてストロークする
★スケーラー挿入時に握り込みすぎないことで歯石のざらつきを感じやすくなる

[一連の流れ]
①近心隅角から0度挿入
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
④エッジがかかるか確認する
⑤親指で側方圧をかける
⑥レストを中心に根の陥凹にフィットさせるように前腕回転運動