SRPレッスン 右上臼歯部
21.右上7_口蓋側/遠心

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

●サイドポジションでミラーテクニックで行う方法
[ポジション]
・術者ポジション：10時
・顔面平面：チンアップ
・患者さんのお顔：右向き
・開口量：3指程度
・チェアの高さは肘より口が下になるように、少し低めに位置付ける

[ミラーテクニック]
・ミラーハンドルを左手の第3関節あたりに置いて持つ
・上顎前歯に軽くレストを置く
・覗き込まないようにミラーテクニックで術部を見る

[スケーラー]
・使用スケーラー：＃14（ミニ＃14）
　歯周ポケットが深い、隅角部の施術、歯肉が薄い場合はミニを使用する
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずに第3関節あたりに置く
・スケーラーは全体を少し長めに持つ

[レスト]
・自分が力を入れやすいところに置く
　
[側方圧]★どの指で側方圧をかけるかを明確にする
・中指爪横ですくい上げるように側方圧

[ストローク]
・垂直ストロークで前腕回転運動

[一連の流れ]
①遠心隅角から0度挿入
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
④エッジがかかるか確認する
⑤親指で側方圧をかける
⑥レストを中心にすくい上げるように前腕回転運動



●バックポジションで直視で行う方法
[ポジション]
・術者ポジション：13時
・顔面平面：チンアップ
・患者さんのお顔：右向き
・開口量：3指程度
・患者さんと術者の距離が窮屈にならないようにしっかり取る
・チェアの高さは肘より口が下になるように、少し低めに位置付ける

[スケーラー]
　歯周ポケットが深い、隅角部の施術、歯肉が深い場合はミニを使用する
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずに第3関節あたりに置く

[レスト]
・自分が力を入れやすいところに置く

[側方圧]★どの指で側方圧をかけるかを明確にする
・親指側方圧

[ストローク]
①垂直ストローク
・使用スケーラー：＃14（ミニ＃14）
・親指で側方圧をかけて前腕回転運動
・一連の流れ
　①遠心隅角から0度挿入
　②歯石の底部をキャッチする
　③第1シャンクを歯根面と平行にする
　④エッジがかかるか確認する
　⑤親指で側方圧をかける
　⑥レストを中心に根の陥凹にフィットさせるように前腕回転運動

②水平ストローク
・使用スケーラー：＃13
・刃先を根尖側に向けて挿入する
・滑らないように指先でしっかりとハンドルを握り、薬指で咬合面にレストを取る
・少しずつ横にストロークする


【遠心にエッジがかからない理由】
・スケーラーの刃先が離れて根面から離れてしまっている
　→ブレード先端1/3を根面から離さない！