・左下4番頬側近心のSRPのポイント
・舌排除のしかた
・スケーラーの持ち方やポジショニングについて
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
[ポジション]
・術者ポジション:11〜12時(コンタクトエリアあたりでやりづらい時は12時寄りへ)
・顔面平面:チンダウン
・患者さんのお顔:正面
・開口量:3指程度
★患者さんと術者の間はこぶし1個分距離を取る
・チェアの高さは少し低め、術者のおへそあたりに患者さんを位置付ける
[スケーラー]
・使用スケーラー:#11
・正しく執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずにCカーブに置く
・スケーラーの握りは崩さず、全体を1cmくらい長く持つ
[舌の排除]
・ミラー面を歯に向けて、歯と舌の間に軽く差し込む
・舌全体を排除せず、小臼歯側だけを軽く広げる
・力強く排除すると、抵抗しようと余計に反発してしまうので注意
・舌が大きい、力が強い場合はロールワッテを入れ、ロールワッテごと排除する
[レスト]
・下顎前歯部の切端に隣在歯レスト
開口量が小さいなどでやりづらい場合は、上顎前歯にレストを取ってもよい
・薬指の小指よりの位置でレストを取る
レストの指が寝てしまうと挿入→作業角度にしにくいので注意する
・処置面に合わせて適宜レストを移動させる
[側方圧]
・中指側方圧
★中指を薬指の上に乗せるようにピッタリくっつけてレストを取ると、中指側方圧がかけやすくなる
[ストローク]
・垂直ストローク
ブレードの先端2㎜が離れないようにハンドルを少しずつ前腕回転運動
[一連の流れ]
①近心隅角から0度挿入
★挿入時は手全体の力を抜いて軽く挿入する
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
(作業角度の時は スケーラーのハンドルが正中より右側になる)
④エッジがかかるか確認する
⑤中指で側方圧をかける
⑥レストを中心に根の陥凹にフィットさせるように前腕回転運動