SRPレッスン 左下臼歯部
11.左下6_舌側/遠心

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

《垂直ストローク》
[ポジション]
・術者ポジション：9時
・顔面平面：チンダウン
・患者さんのお顔：正面もしくは、やや左向き
・開口量：3指程度
・チェアの高さは少し低め、術者のおへそあたりに患者さんを位置付ける

[舌の排除]
・ミラー面を舌に向けて、歯と舌の間に軽く差し込む
・力強く排除すると、抵抗しようと余計に反発してしまうので注意
・舌全体を排除せず、近心側だけを軽く引いてから、ふわっと力を抜く
・舌が大きい、力が強い場合はロールワッテを入れ、ロールワッテごと排除してふわっと力を抜く

[スケーラー]
・使用スケーラー：＃14、（＃18）
　歯周ポケットが深い、隅角部の施術、歯肉が薄い場合はミニを使用する
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずに第3関節あたりに置く

[レスト]
・2歯程度隣の小臼歯にレストを取る

[側方圧]★どの指で側方圧をかけるかを明確にする
・親指側方圧
・親指の押す力と中指の受け止める力を意識する
・親指の先が離れる“チョイ持ち”になると側方圧がかけづらいので、しっかりと親指をフィットさせて持つ

[ストローク]
・垂直ストロークですくい上げるように動かす
・手首が曲がらない位置に適宜移動する

[一連の流れ]
①遠心隅角から0度挿入
　★挿入時は手全体の力を抜いて軽く挿入する
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
④エッジがかかるか確認する
⑤親指で側方圧をかける
⑥レストを中心にすくい上げるように動かす



《水平ストローク》
★開口量が小さい時、隅角にアプローチする時に使う

[ポジション]
・術者ポジション：8〜9時（隅角あたりは8時がやりやすい）　

[スケーラー]
・使用スケーラー：＃13
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは第3関節付け根〜Cカーブあたりに置く

[レスト]
・2歯程度隣の小臼歯にしっかりレストを取り、安定させる

[ストローク]
・指先に力を入れて水平に動かす
・スケーラー先端をポケット底方向に挿入し、コンタクト→隅角方向へ少しずつ動かす