SRPレッスン 左下臼歯部
14.左下7_頬側/遠心

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

《垂直ストロークで行う時》
[ポジション]
・術者ポジション：11〜13時
　処置面が変わるたびに手首が曲がっていないかを意識し、手首が伸びるポジションへ適宜移動する
・顔面平面：チンダウン
・患者さんのお顔：やや右向き
・開口量：3指程度
・患者さんと術者の距離はこぶし1個分取る
★チェアの高さは少し低め、術者のおへそあたりに患者さんを位置付ける

[頬粘膜の排除]
・粘膜の保護と術や確保のため、しっかりミラーで排除する
★口角を右下に引き下げると7番遠心が見えないため、左上に引き上げる

[スケーラー]
・使用スケーラー：＃13（ミニ＃13）、17
　歯冠が高径が高く、ポケットが深い場合はミニを使用する
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずに第3関節〜Cカーブあたりに置く
★スケーラーは全体を1〜2cm少し長めに持つ

[レスト]
・左下の小臼歯あたりに隣在歯レスト
・やりづらければ上顎の前歯部あたりに取る
　　→11時あたりでスケーラーを挿入し、挿入角度起こす時に12時あたりへ移動する
　　　側方圧がかけづらければそのまま平行移動して13時あたりに移動するとよい

[側方圧]
・親指側方圧
・12時から少し平行移動して13時あたりで行うと側方圧がかけやすくなる

[ストローク]
・垂直ストローク
・親指と人差し指でハンドルを少しずつ回転させる
・レストを中心に軽くすくい上げるように前腕回転運動

[一連の流れ]
①遠心隅角から0度挿入
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
④エッジがかかるか確認する
⑤親指で側方圧をかける
⑥レストを中心に根の陥凹にフィットさせるように前腕回転運動


《水平ストロークで行う時》
・歯冠の豊隆が大きい時、歯冠高径が高い時は斜めストロークと組み合わせて行うと残石が少なくなる

[スケーラー]
・使用スケーラー：＃14　
・ハンドルは握り込まずに第3関節の付け根あたりに置く
・ブレード先端をポケット底を向くように持つ
・中指は曲げずに安定させて持つ

[レスト]
・左下の小臼歯あたりに置く
★滑らないようにしっかり安定するところに取る

[側方圧]
・親指側方圧

[一連の流れ]
①ブレード内面を歯にくっつけて0度挿入
②コンタクト→隅角方向へ少しずつ水平に動かす