SRPレッスン 右下臼歯部
16.右下７舌側近心

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

[ポジション]
・術者ポジション：10〜11時
・顔面平面：チンダウン
・患者さんのお顔：右向き（のぞき込まずに7番舌側が見える位置に誘導する）
・開口量：3指程度
・チェアの高さは少し低め、術者のおへそあたりに患者さんを位置付ける
・手首がまっすぐになる位置に適宜移動する

[舌排除のバリエーション]
舌の大きさや歯の傾斜具合によっては舌の排除が必要
①ミラーで直接排除する
②ロールワッテを入れてワッテごと排除する
③ミラー背で排除し、ミラー視
　
[スケーラー]　
・使用スケーラー：＃12
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずに第3関節〜Cカーブあたりに置く
・スケーラーは全体を1cm程度長めに持つ

[レスト]
①右上6頬側あたりに対合歯レスト
②頬骨あたりに口腔外レスト

[側方圧]
・中指側方圧
・側方圧がかけづらい場合は左手でサポートする

[ストローク]
・垂直ストローク
・前腕回転運動
　ブレードの先端2㎜が離れないようにハンドルを少しずつ回転させる

[一連の流れ]
①近心隅角から0度挿入
　★挿入時はハンドルが歯列弓の外にあることで、親指が上前歯に当たりにくくなる
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
　作業角度にするときにスケーラーを開きすぎるとエッジがかからないので注意！
④エッジがかかるか確認する
⑤中指で側方圧をかける
⑥レストを中心に根の陥凹にフィットさせるように前腕回転運動