SRPレッスン 右下臼歯部
12.右下６頬側遠心-サイドポジション-

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

★遠心の歯石を取り残さないためには、複数のストロークを組み合わせる！

●垂直ストロークで行う方法
[ポジション]
・術者ポジション：8〜9時
・顔面平面：チンダウン
・患者さんのお顔：正面もしくは、やや左向き
・開口量：3指程度
・チェアの高さは少し低め、術者のおへそあたりに患者さんを位置付ける

[スケーラー]
・使用スケーラー：＃14（ミニ＃14）
　歯周ポケットが深い、隅角部の施術、歯肉が薄い場合はミニを使用する
・執筆状変法で持つ
・ハンドルは握り込まずに第3関節あたりに置く

[レスト]
・隣在歯レスト
　挿入の際は2歯程度隣にレストを取り、作業角度に起こす時に一緒に動かして術歯に近づける
　中指と薬指を離さないようにする

[側方圧]★どの指で側方圧をかけるかを明確にする
・親指側方圧
・側方圧をしっかりかけるために親指を遠心の方に回し込んで持つ

[ストローク]
・垂直ストロークと前腕回転運動

[一連の流れ]
①遠心隅角から0度挿入
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
④エッジがかかるか確認する
⑤親指で側方圧をかける
⑥レストを中心に根の陥凹にフィットさせるように前腕回転運動



●水平ストロークで行う方法
[スケーラー]
・使用スケーラー：＃13
・執筆状変法で持つ
・中指をシャンクに添える
・ハンドルは握り込まずに第3関節の付け根あたりに置く
・ブレード先端がポケット底を向くように持つ

[レスト]
・隣在歯にしっかりレストを取る
★歯肉を傷つけないために、スケーラーの持ち方やレストを安定させることが大事！

[側方圧]
・親指側方圧

[ストローク]
・コンタクトエリア→隅角方向へ1〜2mmぐらいで小さく動かす

[一連の流れ]
①ブレード先端をポケット底に向け、根面に沿わせてゆっくり挿入
②隣在歯にしっかりレストを取る
③親指側方圧を加えて少しずつ、コンタクト→隅角方向へ水平にストロークする