SRPレッスン 左上臼歯部
18.左上7_口蓋側/遠心

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

[歯の特徴]
・磨き残しやすく歯周病が進行しやすい
・歯肉が厚くアプローチしづらく、垂直ストロークだけでは歯石を取り残しやすいため
　複数のストロークを組み合わせて行う


●斜めストロークで行う方法
[ポジション]
・術者ポジション：9時
・顔面平面：チンアップ
・患者さんのお顔：左向き
・開口量：2指から2指強
　　　　　ミラーで粘膜排除した時にスペースができるくらいの開口量に誘導する
・患者さんと術者の距離が窮屈にならないようにしっかり取る
・チェアの高さは肘より口が下になるように、少し低めに位置付ける

[スケーラー]
・使用スケーラー：＃13（ミニ＃13）
　歯周ポケットが深い、隅角部の施術、歯肉が薄い場合はミニを使用する
★正しく執筆状変法で持つ
・中指の爪横をシャンクに添えて持つ
・ハンドルは握り込まずに指の付け根あたりに置く
・口腔内に手が入らない場合は、スケーラー全体を1cmくらい長めに持つ

[レスト]
・薬指と小指で左頬あたりに口腔外レストを取る

[側方圧]★どの指で側方圧をかけるかを明確にする
・中指の爪横で側方圧をかける

[ストローク]
・ミラーで遠心を見ながら行う
・垂直ストロークで前腕回転運動

[一連の流れ]
①遠心隅角から0度挿入
②歯石の底部をキャッチする
③第1シャンクを歯根面と平行にする
④エッジがかかるか確認する
⑤親指で側方圧をかける
⑥レストを中心に根の陥凹にフィットさせるように前腕回転運動


●斜めストロークで行う方法
[ポジション]
・術者ポジション：手首曲がらない位置、8時で足は12時方向に向ける

[レスト]
・薬指と小指で左頬あたりに口腔外レストを取る

[ストローク]
・中指側方圧で歯石を弾き飛ばすように斜めにストロークする