・撮影に必要な器具について
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
■撮影に必要な器具について
口腔内写真を撮影する際に必要な機材として、
口腔内カメラ、口腔内ミラー、口角鉤、口腔内ミラーを温めるための保温容器が必要になります。
今回は12枚法の口腔内写真を撮影するので、お口の中全体を撮影できるように、唇全体を排除するための大きい口角鉤と、唇を持ち上げて前歯部を撮影するための小さい口角鉤を用意します。
お口が小さい方や、子供の口腔内写真を撮影する時は、小さめの口角鉤と小さめの口腔内撮影用ミラーを使って撮影します。
口角鉤は使用する前に3wayシリンジなどを使って濡らしておきます。
こうすることで、スムーズに口角にかけることができます。
この際、濡らしすぎるとお水が滴ってしまい、患者さんに不快感を与えてしまうため、気を付けましょう。
口腔内撮影用ミラーはお湯を入れた保温容器に入れて温めることで、患者さんのお口の中に入れた時に曇らないようにします。
お湯が多すぎると口腔内撮影用ミラーが熱くなってしまい、患者さんに火傷させてしまう恐れがありますので、保温容器に入れるお湯は人肌程度にし、実際に撮影を行う際には必ず口腔内撮影用ミラーが熱くなりすぎていないか確認しましょう。
自分の手の甲などに当てて熱くないかどうか確認し、もし熱ければ3wayシリンジのエアーをかけて冷ましましょう。
口腔内ミラーは非常に傷がつきやすいです。
口腔内に挿入する時は、患者さんに不快感を与えることにもなりますので、歯に当たったりしないように気を付けましょう。
また、消毒滅菌時にも傷がつかないように取り扱いに注意しましょう。