・上顎口蓋側面観の撮影手順
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
<上顎口蓋側面観の撮影手順>
■左上
①口角鉤の挿入
口角鉤を少量の水で濡らし患者さんの向かって右側の口角にかけ、患者さんに軽い力で持っていただく
(口角鉤は後ろに引っ張ると痛みを与えてしまうため、頬を引いて持つようにする)
②お顔の向きの調整
患者さんにできるだけ右に向いていただく
(後頭部はヘッドレストについていることを確認する)
③撮影部位の唾液を飛ばす
エアーを上下にジグザグに当て歯頚部や歯間部にある唾液をしっかりと飛ばす
④側方用の口腔内ミラーを挿入する
曇り防止のため撮影前に温めておいた口腔内ミラーを口腔内に水平に挿入し、奥まで入れてからミラーを起こす
(水平に挿入することでミラーが歯に当たりにくくなる)
ミラーの先端を最後臼歯部から離し、広げる
(口呼吸もミラーが曇る原因になるため、できるだけ鼻呼吸をしていただく)
⑤撮影
構図が決まればミラーの正面からカメラを構える
患者さんにフラッシュが光るため目を閉じていただくようお伝し撮影する
■右上
⑥撮影部位の唾液を飛ばす
エアーを上下にジグザグに当て歯頚部や歯間部にある唾液をしっかりと飛ばす
⑦側方用の口腔内ミラーを挿入する
口腔内に水平に挿入し、奥まで入れてからミラーを起こす
ミラーの先端を最後臼歯部から離し、持ち手側のミラーの縁を左側の小臼歯部付近に来るように広げる
歯頚部がミラーの中央に映るようにミラーの角度を調整する
⑧撮影
構図が決まればミラーの正面からカメラを構える
患者さんにフラッシュが光るため目を閉じていただくようお伝し撮影する