座位で撮る口腔内写真12枚法
19.上下咬合面観の撮影のポイント

座位で撮る口腔内写真12枚法 19.上下咬合面観の撮影のポイント
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・上下咬合面観(1/2倍率)を撮影するポイント

※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。

■咬合面観撮影の時のポジショニング
<患者さんのポジショニングについて>
・患者さんに深くチェアーに腰掛けて頂き、頭をヘッドレストにつけてもらいます。
・ヘッドレストの位置は、頭が後ろに反り返らないように、下向きにならないように調整します。

<チェアーの高さについて>
患者さんの顔の高さと、口腔内カメラを構える位置とがほぼ同じくらいになるように調整する。

目安としては、チェアーのバックシートの付け根の部分に、撮影者の太ももの中央付近が来るようにします。

小さなお子様の場合はチェアーを高く上げる必要があるため、チェアーから落ちないように気を付けて見てあげましょう。

<口角鉤について>
・前歯部用の口角鉤を下顎3番あたりの口唇にかけ、口角鉤を手前に引く(左右均等に口唇を排除する)
・口唇と歯を接触させないように、写真に写り込まないように口角鉤を位置付けたら、患者さんお持ちいただく
・撮影がしやすくなるよう、患者さんのお顔を少し右側に向けていただく(頭の後ろはヘッドレストにもたれていただく)

<咬合面用のミラーについて>
・咬合面用のミラーは横幅が大きいため、一気に挿入すると口角が痛みやすい
・片方に挿入→反対側の口角を広げる→もう一方を挿入する

<下顎咬合面観を綺麗に写すポイント>
・舌を持ち上げてもらい、ミラーで舌を隠すようにすること
※嘔吐反射のある方や舌小帯の短い方には行わない

<上顎咬合面観を綺麗に写すポイント>
・ミラーをできるだけ上顎の歯から離すこと

■口腔内写真の強み
・手鏡では見えにくい咬合面の初期う蝕を伝えられること
・しっかりと唾液を飛ばして撮影しよう

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