・口腔内写真を撮影する目的
・規格性のある写真とは
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
<口腔内写真を撮影する目的>
私たちは誰しも自分のお口の中を直接見ることができません。
鏡で見たとしても、そこに映るものは左右逆転していますし、ましてやお口の中の細かいところにまで見ることはとても難しいです。
そこで必要なのが、口腔内写真。
鏡で見せながら説明すると、どうしても私たち衛生士と患者さんの見る視点が違ってしまうことがありますが、写真であれば直接指差しながら一緒に見ることができます。
歯周治療もメインテナンスも、患者さんの協力が不可欠です。
口腔内写真を撮影し、実際に現在の口腔内の状況や、術前術後の経過を見ていただくことで患者さん自身に自分の口への関心を持ってもらい、モチベーションを高めていきましょう。
<規格性のある写真>
口腔内写真を撮るにあたって、私たち衛生士に必要なことはなんでしょうか?
それは、規格性のある写真を撮って、比較ができるよう整えることです。
・同じ大きさであること
・同じ向きであること
・同じ明るさであること
・唾液が写り込んでいないこと
・写真のピントがきちんと合っていること
規格性のある写真を撮る事で、前回撮った写真と現在とを比較して、歯周治療では「変わった」ことを喜び、メインテナンスでは「変わらない」ことを患者さんと喜びます。
では、ここからは口腔内写真の規格性について具体的にお伝えしていきます。次回から実践編になります!