・正面を撮影する時の術者/患者さんポジションについて
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
■正面観のポジショニング
正面観を撮影するためのポジションを作っていきます。
撮影方法には患者さんがチェアーに寝た状態で撮影する方法もありますが、今回は患者さんが座ったままの状態で撮影する方法をお伝えします。
患者さんのポジショニングについてです。
実際に患者を誘導し、患者がチェアで位置を変更している動画
患者さんに深くチェアーに腰掛けて頂き、頭をヘッドレストにつけてもらいます。
ヘッドレストの位置は、頭が後ろに反り返らないように、下向きにならないように調整します。
チェアーは、患者さんの顔の高さと、口腔内カメラを構える位置とがほぼ同じくらいになるように調整します。
目安としては、チェアーのバックシートの付け根の部分に、撮影者の太ももの中央付近が来るようにします。
小さなお子様の場合はチェアーを高く上げる必要があるため、チェアーから落ちないように気を付けて見てあげましょう。
*患者さんへのお声がけの例
「○○さん、今からお口の中のお写真を撮っていきますね。腰深くおかけ頂いていいですか?ありがとうございます。お椅子が上に動きますので、このまま座っていて下さい。」
「では、お椅子が動きます。頭を枕にもたれて下さい。枕の位置も少し変えますね。」
撮影者のポジションは、チェアによって異なります。
足元が折り畳まれるタイプでは、患者さんの正面に立ちます。
この時に、患者さんとの距離が近くなって足に触れてしまうことがありますので、一言「失礼します」とお声かけしましょう。
足元が折り畳まれないタイプでは、患者さんの右手側に立ちます。
基本の軸となる左足を前方に一歩踏み出し、両足を軽く肩幅ほどに開いて姿勢を安定させて撮影に入っていきましょう。
左手を撮影レンズの下側に軽く添えて、右手は本体の右側にあるグリップ部をしっかりと握ります。
肩が上がると不安定になり写真がブレますので、脇を閉めて撮影を行います。
撮影者の位置右手側を原則としていますが、最適な場所は患者さんや撮影者、ユニットの形や撮影部位によって変化します。
撮影者がフットワーク良く動ける位置こそが短時間で撮影できて、患者さんも撮影者も楽な場所と言えるため、まずは練習をして自分自身の最適な撮影位置を覚えましょう。